黒姫ブルベリパークのブルーベリーについて

このブルーベリーをもっと知ってもらうために。 

Q.どのような場所でこのブルーベリーを育てているのですか?

長野県は全国でブルーベリーの栽培面積が一番広い県です。このブルーベリーは長野県北部に位置する信濃町で生産されました。ここは米国から持ち込まれたブルーベリーが最初に栽培されたところで(ブルーベリー発祥地)、寒さに強いノーザンハイブッシュに適した気候でした。

Q.どのような種類のブルーべリーが多いのですか?

日本で生産されるブルーベリーは大きく分けると「ハイブッシュ」「ラビットアイ」の2系統に分けられます。寒冷地向けのノーザンハイブッシュという品種がメインです。ブルークロップ、ダロウなど大粒で味と香りのよい品種が多くあります。ラビットアイ系よりも早く果実がつきます。

Q.どのような方法で育てているのですか?

以前から一般的に行われている露地栽培ではなく、ポット式養液栽培システムを採用しています。培地には根づまりが起きにくい養液栽培用のアクアフォームという吸水スポンジのようなものをポットに入れて苗木を植えています。

特にブルーベリーは他の植物と比べても酸性土壌を好み、根が浅いため乾燥を嫌い、管理が難しいとされています。そのため、ブルーベリーが好む肥料をミックスした養液や酸性度維持するために溶液をタンクからチューブを経由して各ポットに自動制御で注入しています。

Q.どうして水耕栽培を導入したのですか?

地植えでも栽培していますがイノシシにあらされたり、ネズミやモグラに根を傷められました。また、乾燥を防げるために株の周囲におが屑やモミを敷いたり、酸性度維持するためにピートモスを施肥します。また、雑草の処理も労力が必要となります。これらのことを改善するために、一般的に行われている露地栽培ではなく、ポット式養液栽培システムを採用しています。また、水耕栽培の方が露地栽培より発育が良いので優秀な新種を栽培しやすいこともあります。

Q.農薬は使いますか?

害虫ではヒメコガネムシが一番被害が大きいのですが、これには指ピンセットで捕捉します。病害については品種によって強い・弱いがあるようです。被害の出た枝葉はその都度廃棄して被害が広がるのを防いでいます。それで対応できない株はポットごと移動、隔離して伝染するのを防ぎます。基本的に無農薬です。

Q.何時、実をとるのがよいのですか?

樹で完熟して色が濃くなった実を早朝にとるのが一番おいしいとされています。枝についている時にしか熟さないので収穫後に甘みが増すことはなく、かえって低下していきます。果実表面の白い粉は「ブルーム」と言われ、乾燥や雨などから果実を守る役割しています。粉をきれいに流す必要はなく、食べても大丈夫です。

Q.保存はどのようにすれば良いですか?

常温では鮮度がすぐに低下してしまうので冷蔵での保存ができるが期間は長くとも一週間程度です。ブルーベリーを冷凍すれば、採れたての栄養をそのまま凍結できてしまうってご存知でしたか?収穫されてから少しずつ栄養価が落ちてしまうブルーベリーは、冷凍すると生のままより栄養価が高くなる場合もあるのです。冷凍保存では1年以上保存が可能です。かるく洗った後、水分を取り、小分けしてフリーザーパックに入れて保存します。

Q.どのような食べ方がありますか?

生食では違う種類のブルーベリーを混ぜて一度に食べてみてください。様々な味を楽しんでみてください。ヨーグルト、ハチミツとブルーベリーが定番でしょうか?それにナッツパウダー(ロカボナッツパウダー)をふりかけてたんぱく質の補充をすれば肉体改造の優れたメニューになります。ジャム、ジュースやピザ、サラダに入れても存在感があります。肉料理のソースとしての使い方もぜひ試してみて欲しい食べ方のひとつです。ブルーベリーをサッとソテーしてワインや塩コショウなどで味を整えれば、肉料理の脂っこさを抑えてくれる美味しいソースになります。

Q.ブルーべりーは目に良いだけですか?

ブルーベリーは、紫色の皮の部分にアントシアニン色素が含まれており、目に良く、しかも即効性があると言われています。また、アントシアニンは強い抗酸化作用も持っていす。更に、亜鉛、マンガンなどのミネラルも多く含んでおり、代謝や免疫機能にも貢献しています。食物繊維(ペクチンなど)が多く、整腸作用があります。果実類には少ないビタミンEも入っていて、今最も注目されている人気の果物です。